東葛デンタルオフィスの診療コンセプト

千葉県松戸市の歯医者「東葛デンタルオフィス」では、全顎治療や専門医が連携するチームアプローチによる診療など、東葛デンタルオフィスならではの取り組みを行っています。こちらでは当院の診療コンセプトや院長紹介、また院長が中心になって開催している歯科医師のための「総合臨床研修会」についてご紹介します。
診療コンセプト~口腔の専門家として果たすべき役割~
医療人(歯科医師)となったときから、自分の存在のすべてをかけて患者様に奉仕する立場に立ったことになります。高度な知識や技術を身につけ、状況に応じて適切な決断ができることが、プロフェッショナルとしての私たちに求められていることです。専門家としての役割を果たすべく、私たちは次のような考えに基づいて、患者様に向きあう診療を行います。
プロフェッションとして正しい姿勢を貫き、患者様へ最善の結果をご提供します
- 医療の専門知識があり、ある程度の技術レベルで治療できるのは、歯科医師として当然のことです。そうでなくては白衣を着る資格はないと私は思っています。その上でさらに、海外の文献を読んだり、最新技術の獲得に努めたりと、常に研鑽・鍛錬を続ける姿勢を持ち続けることが大切ではないでしょうか。また、お口の健康から全身の健康にまでさまざまな影響を与える「咬み合わせ」についても知るべきで、「現代咬合論の基本」を知らない歯科医師には歯を削る資格はありません。患者様の生涯の健康を担う歯科医師は、そのくらい自分自身に厳しく、常に鍛えておかなければならないと考えています。

患者様に情報を正しく伝えるインフォームドコンセントを重視
- 診療時には患者様に対し現在の口腔内の状態を正確にお伝えし、診断治療を行った際のメリット・デメリットを共有、患者様にご理解・ご納得いただいたうえで治療に進む「インフォームドコンセント」を重視しています。実際に治療を行うのは専門家である私たちですが、主体はあくまでも患者様です。治療内容について患者様にご理解いただくことで、医師と患者様が同じ目標に向かって協力でき、より高い治療効果が期待できます。東葛デンタルオフィスでは、患者様のお悩みやご要望をお聞きするだけでなく、医師からお口の現状をご報告したり、今後の治療方針を共有することも重視しています。

患者様のデンタルケアへの意識を高める説明をします
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子どものころからお口の健康に高い意識を持ち、矯正やプロケアの習慣が根付いている欧米や北欧では、80~90%の方がデンタルケアを日常的に行っています。それに対し、日本で自らケアに足を運ぶ方は約2%。日本人のデンタルケアへの意識の低さを痛感させられる数値です。
日本では残念ながら、耐久性があまり高くない補綴(ほてつ)治療を今でも多くの患者様が当たり前のように受けています。もっとよい治療を受けるよう進言しても、これまでの歯科に対する根深い不信感や予防に対する意識の低さがバリアとなり、なかなか受け入れてもらえないのが現状です。並大抵の説明では正しく理解してもらうことは困難だと痛感しています。だからこそ、誠意と情熱を持って患者様に理解していただけるよう説明する義務が、私たち歯科医師にはあると考えています。
このように、ただ診断・治療を行うのではなく、プロフェッションとしての自覚を持ち、よりよい成果を患者様にもたらすご提案を地道に行うことが、歯科医療現場に立つ私たちにとってもっとも大切です。そのためにも、当院では歯科医師を対象とした「総合臨床研修会」を開催し、さらなる診療・治療のクオリティ向上を目指して日々研鑽に励んでいます。

口腔がん検診をご希望の患者様へ
口腔がん検診 | 診断料3万円(税抜)~ 所要時間1時間 |
大学病院でがん治療の実績があり、がんの研究に従事していた歯科放射線専門医である大塚先生の診断に基づき、紹介状をお作りすることができます。そのため長く待つこともなく、東京医科歯科大学歯学部附属病院に所属する口腔外科専門医である特定の先生へ、スムーズに受診することができます。どうぞお気軽にご相談ください。
経歴
1986年 | 神奈川歯科大学優秀論文賞受賞 |
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1987年 | 神奈川歯科大学放射線科大学院卒 歯学博士(日本歯科放射線学会会員) |
1987年 | 神奈川歯科大学非常勤講師、ハイドロキャスト法(Dr.スミス) |
1989年 | P.E.Mahan & H.C.Lundeen (TMD advanced course) |
1990年 | 藤本研修会(12期)終了 Dr.藤本に師事 |
1990年 | 若林研修会(歯周病コース) |
1990年 | 東京都杉並区にて開業(杉並区学校歯科理事) ライオン歯科衛生研究所と杉並区小中学校の衛生活動に従事(8年間) |
1991年 | 百瀬研修会(矯正コース) |
1991年 | 深田研修会(歯内療法コース) |
1998年 | 正司研修会(TMDコース) 現在マレーシア大学、準教授 正司義信先生 他慶応大学付属病院、口腔外科講師 和嶋先生(AAOP認定専門医) |
1998年 | 日本歯科放射線認定専門医 |
1998年 | 日本歯科医師会産業歯科医 |
2003年 | 富士フィルム宮ノ台研究所内歯科室(副院長) |
2005年 | 正司研修会(TMD+顎顔面痛コース) |
2007年 | 千葉県松戸市にて「東葛デンタルオフィス」開業 ・藤本研修会、各米国歯科専門医:歯内療法、歯周病、インプラント、矯正と連携 ・TMD治療、慶応大学付属病院、口腔外科講師 和嶋先生と連携 ・医科歯科大学病院口腔外科、口腔外科専門医 大山先生と連携 |
2009年 | 日本歯科睡眠学会会員 (筑波大付属病院、睡眠医学教授 佐藤先生と連携) |
2010年 | 総合臨床研修会主宰 |
2012年 | ペンシルバニア大学(歯内療法ハンズオンコース) |
2016年 | ドーソンアカデミー(咬合コース) |
資格
1987年 | ハイドロキャスト法(ドクタースミス)デンチャーコース受講 |
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1990年 | 藤本研修会 咬合とクラウンブリッジコース1年間終了 (12期)Dr.藤本に師事 |
1990年 | 若林研修会 歯周病学コース6ヶ月修了 |
1991年 | 百瀬研修会 矯正M.T.Mコース6ヶ月修了 |
1991年 | 深田研修会 歯内療法コース数ヶ月修了 |
1998年 | 正司T.M.Dセミナー |
1998年 | フリアテック社インプラントコース修了 |
1998年 | 産業歯科医取得 |
1998年 | 日本歯科放射線学会認定医取得 |
2005年~ | T.M.Dと頭顎部顔面痛コース6ヶ月修了 現在もアドバンスコース(3年間)修了 |
2012年 | ペンシルバニア大学in Japan(歯内療法ハンズオンコース) |
2016年 | ドーソンアカデミー(咬合コース) |
理事経験
1992年 | 杉並区歯科医師会学校保健会理事(8年間) |
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1998年 | 杉並区学校保健会理事(2年間) |
総合臨床研修会について
- 本当に、インプラントは欠損補綴として万能か?
- 本当に、審美治療が口腔内の健康や長期予後に反映されるのか?
- 本当に、金属床・軟性義歯・ブレード歯牙が咬めることや長期予後に反映されるのか?
- 本当に、マイクロスコープを使えば根管治療の予後が飛躍的に上がるのか?
- 本当に、ファイバーコアはメタルコアに比べて歯根破折しにくいのか?
このような疑問をお持ちの歯科医師の方、あるべき歯科治療について私たちと一緒に考えませんか? 臨床経験を重ねていくなかで、これまでの歯科治療について疑問を持つドクターは少なくありません。「火のないところに煙は立たない」ということわざがあるように、現在の歯科界の常識も疑いの余地がゼロとはいいきれないのです。医学の発展はこのような常識を疑うところからも発展してきた経緯があります。
当院院長の考える長期予後

インプラントの開発者であるP.Branemark教授は、30年前に
“一本の歯は、ダイヤモンドの一粒よりもはるかに貴重だ“と述べました。
この言葉が意味するとおり、歯科治療で目指すべきものは長期予後、つまり患者様の健康な歯牙の保存のはずです。では、患者様にとってもっとも信頼度が高く、よりよい長期予後を達成するためには何が必要でしょうか?
私たちが辿り着いた答えは……咬み合わせの安定です。
私の師匠にあたります米国補綴専門医藤本順平先生の『現代咬合論』に「咬合は、歯科治療においてもっとも重要な科目であり、これを理解していない者は歯を削る資格はないと肝に命じるべきである」とあります。少々刺激の強い論調でありますが、本当に患者様のことを考えた長期予後をもたらすものは咬み合わせの安定であるという考え方に基づいた言葉です。
総合臨床研修会では、上記のような内容のほかさまざまなテーマを取り扱う研修会を不定期に行っています。理論コースと実践ライブコースの2つに分けて、歯科治療に必要な基礎的な内容をわかりやすくお伝えしています。ご賛同いただける歯科医師様は一度お気軽に研修会にお越しください。
”われわれは、補綴物や入れ歯、インプラント(オプション)を作る職人ではなく、口腔専門医として口腔全体から及ぶ全身への影響や咬合(バックボーン)をふまえた治療を委ねられた医師なのです”
東葛デンタルオフィスでの診療の流れ
千葉県松戸市の歯医者「東葛デンタルオフィス」では、治療前に患者様からご要望やお悩みを聞くカウンセリングや、治療前に歯科医師からお口の状態や治療内容についてきちんとご説明すし、同意いただくインフォームドコンセントを重視しています。また、全顎治療や専門医が連携するチームアプローチ診療にも力を入れています。こちらでは、当院へご来院いただいてからの診療の流れをご紹介します。ご不明点や気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
診療の流れ~ご来院から治療、メインテナンスまで~

ご来院
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ご予約いただいたお時間にお越しください。初めてのご来院時には保険証のご提示、受付にて問診票の記載をお願いしています。また、2回目以降のご来院の方も、月初めの受診時には保険証をお持ちください。

カウンセリング(0次)
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ご来院いただいた理由、どのような自覚症状があるか、どういったお口の問題でお悩みかをお聞きします。また、治療に際して気をつけてほしい点、妊娠中・授乳中である方はその旨をお伝えください。
※痛みや腫れがある場合は応急処置を行います。

検査・診査・診断
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お口の状態に合わせて、レントゲン(X線)撮影、視診・触診、模型診断、歯周病検査を行います。検査結果から診査・診断を行い、患者様に結果をお伝えします。

治療計画作成(カウンセリング1次)
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診断に基づき、患部の修復方法や治療計画の検討を行います。治療方針が固まりましたら、患者様にわかりやすくご説明します。当院では、お口全体の傾向をよりよい方向へ導く全顎治療や専門医の連携によるチームアプローチ診療も行っております。
また、治療費用についても保険適用か自費か患者様のご希望を事前にお尋ねいたします。治療内容にご納得いただければ治療を開始します。


全体治療
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お口のトラブルに関連する部位すべての修復治療を行います。
局部治療
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自覚症状がある患部から治療によって不快感を解消します。
放置できない虫歯の治療などを行います。

保存治療
- ブラッシング方法(口腔清掃)指導、歯周病治療、歯の根を残す根管治療、仮歯の装着などを行います。

修復治療(再評価)
- 歯科技工物・補綴(ほてつ)物と呼ばれる人工の歯を装着します。

メインテナンス
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当院では、治療後のお口な良好な状態を長く維持していただくために、予防のための継続的なメインテナンスをおすすめしています。患者様のお口の状態に合わせて、適切な間隔とメインテナンス方法をご提案いたします。
【歯科医師が行うもの】年に1度 【歯科衛生士が行うもの】3ヶ月に1度 咬合チェック 定期検診
歯石除去
ブラッシング指導
生活習慣指導
